Fulltone OCD Overdrive – 究極のドライブペダルをレビュー

オーバードライブ

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ギターのオーバードライブペダルは、どんなジャンルのギタリストにとっても必須のツールですが、その中でもFulltone OCDは特に注目に値します。1991年に設立されたアメリカのエフェクターメーカー、Fulltoneが製造するこのペダルは、透明感とダイナミックレスポンスのバランスが取れており、多くのプロミュージシャンから愛用されています。その人気の秘密は、シンプルでありながら極めて多機能な設計にあります。

OCDは「Obsessive Compulsive Drive」の略で、その名の通り、ギターの音に強迫的なまでのこだわりを感じさせるペダルです。このペダルは、細かく調整可能なトーンを提供し、ギタリストが求めるさまざまなサウンドを簡単に実現できます。特にそのクリアな歪みは、ギター本来の音色を生かしつつ、必要に応じて力強いドライブ感を加えることができるため、スタジオ録音からライブパフォーマンスまで幅広いシーンで活躍します。

この記事では、Fulltone OCDの各バージョンの特徴から、具体的な操作方法、そしてギタリストがこのペダルを最大限に活用するためのヒントまで、詳細に解説していきます。エフェクターを探している初心者から、さらなる音の幅を求める上級者まで、この記事があなたのギターライフに新たな一歩をもたらすことでしょう。

この記事はこのような方々にオススメ!

  • Fulltone(フルトーン)ってどんなブランドか知りたい!
  • 憧れの名機OCDについて知りたい!
  • みんなが注目する歪み系のエフェクターが欲しい!

Fulltoneブランドについて

Fulltoneは、マイケル・フラーによって1991年に設立されたアメリカのエフェクターブランドです。
同ブランドは、高品質なギターエフェクターを製造しており、特に透明感のあるサウンドと耐久性の高さで知られています。
Fulltoneのペダルは、プロフェッショナルなミュージシャンからも愛用されており、その製品は「プレイヤーのために」という考えのもと、一つ一つ丁寧に製造されています。
その実用性と音質の良さが数多くのユーザーから評価されています。

最近カリフォルニアでの製造業務を終了し、事業を閉鎖したとの報告があります。ただし、Fulltoneは今後も新しい商品をリリースする可能性があるとのことで、これまでの大規模製造から、おそらくはより小規模で焦点を絞った新旧のペダルデザインのリリースへと移行するかもしれません。

カリフォルニアの施設が閉鎖されたものの、Fulltoneはこの場所で製造されたペダルの残りの在庫を販売中であり、間もなく新商品を導入する可能性が示唆されています。これは、ペダル愛好家にとっては、クラシックなデザインの最後の在庫を手に入れる、またはブランドからの新しい革新を期待する絶好のチャンスかもしれません。

最新の情報や製品の発表については、Fulltoneの公式チャンネルや信頼できる音楽ニュースサイトを定期的にチェックすることをお勧めします。

OCD Overdriveの特徴

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Fulltone OCD (Obsessive Compulsive Drive)は、透明感がありながらパワフルなオーバードライブ/ディストーションペダルです。
このペダルは、特にそのダイナミックレンジの広さと、プレイヤーの弾き方に敏感に反応する特性で評価されています。
私自身も愛用しているのですが、友人に貸したりギターを弾かせたりすると全く音色が異なり、まさに“プレイヤーによって表情を変えるエフェクター”だなという印象です。

また9Vから18Vまでの電圧で動作させることができ、電圧が高いほどヘッドルームが増し、より透明感のあるサウンドを実現します。Low Peak(LP)モードとHigh Peak(HP)モードの切り替えが可能で、より多様なサウンドを作り出すことができます。

各バージョンの違い

OCDには複数のバージョンが存在し、それぞれに微妙な音質の違いがあります。初期のバージョンはよりシンプルでナチュラルなサウンドを持ち、新しいバージョンになるにつれて、より洗練された設計と機能が追加されています。例えば、最新のバージョンでは、トゥルーバイパスとFulltoneの「Enhanced Bypass」を切り替える内部スイッチが追加され、信号チェーン内でのペダルの振る舞いを微調整できるようになっています。

Fulltone OCDペダルは、その発売以来いくつかのバージョンアップが行われ、それぞれに特徴的な変更が加えられています。ここでは、代表的なバージョンとその違いについて詳しく解説します。

Version 1.1

  • 特徴: この初期バージョンは、OCDの基本的なデザインを確立しました。シンプルながら効果的なトーンとゲイン構造で、幅広い歪みを実現しています。

Version 1.4

  • 変更点: ゲルマニウムダイオードがクリッピングセクションに追加され、音の圧縮感が若干低下しました。また、ボリュームポットが対数型に変更され、より滑らかなボリューム調整が可能になりました。

Version 1.7

  • 特徴: より広範囲のゲイン設定が可能で、1.4バージョンの基盤を使用しつつも、いくつかの小さな回路変更が施されました。

Version 2.0

  • 新機能: クラスAのJFET入力セクションが追加され、インピーダンスが大幅に向上しました。これにより、ペダルのダイナミクスとレスポンスが改善され、より広いダイナミックレンジと明瞭なサウンドが得られるようになりました。また、トゥルーバイパスとエンハンストバイパスを切り替える内部スイッチが追加されました。

Custom Shop Germanium Version

  • 特徴: この限定版では、クリッピングセクションにゲルマニウムダイオードが二つ追加されており、さらに広いダイナミックレンジと長いサステインを提供します。このバージョンは、特にその透明感とアンプライクな特性で評価されています。

これらのバージョンごとの変更点は、音質やプレイヤーのニーズに応じた微調整が施されており、各ユーザーが自分の演奏スタイルや好みに合わせて最適なモデルを選択できるようになっています。各バージョンの特性を理解することで、より自分に合ったペダルを見つける手助けになるでしょう。

すでに生産終了していることもあって、メルカリなどでは高値で売買されており、特に初期作品の方は定価の5倍以上の価格でやり取りがされております。

つまみとその効果

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OCDペダルには、Volume、Tone、Driveの3つの基本的なコントロールがあります。Volumeは全体的な出力レベルを、Toneは高域の明るさを、Driveは歪みの度合いを調整します。これらのつまみにより、さまざまなジャンルの音楽に合わせたドライブトーンを簡単に作り出すことが可能です。

Fulltone OCDのつまみは、ペダルのサウンドを細かく調整するための重要な要素です。以下に、OCDの主なつまみとその機能を詳しく説明します。

Volume (ボリューム):

  • このつまみはペダル全体の出力レベルを調整します。ボリュームを上げると全体的な音量が増加し、他のエフェクターやアンプとのバランスを取る際に役立ちます。

Drive (ドライブ):

  • ドライブつまみは歪みの度合いを調整します。このつまみを増やすことで、より強いディストーション効果が得られ、ギターのトーンにリッチな歪みが加わります。ドライブ設定は、軽いクランチからハードロックやメタルに適したヘビーな歪みまで、幅広くカバーしています。

Tone (トーン):

  • トーンつまみはエフェクトの音色を調整します。高い設定では音が明るくなり、低い設定ではより暖かく、柔らかなトーンになります。トーン設定により、使用するギターやアンプの特性に合わせて、高域や中域のプレゼンスを微調整できます。

HP/LP Switch (ハイピーク/ローピーク スイッチ):

  • このスイッチは、ペダルのゲイン構造を変更します。HP(High Peak)モードでは、ミッドレンジが強調され、より多くのゲインと若干のコンプレッションが加わります。これはソロプレイやリードギターに適しています。LP(Low Peak)モードでは、ペダルがアンプのトーンを大きく変えることなく、自然なオーバードライブを提供し、リズムプレイに適しています。

これらのコントロールにより、Fulltone OCDは非常に多様な音楽スタイルに対応でき、様々なシチュエーションでギタリストのニーズに応えることが可能です。また、電源電圧を18Vにすることで、さらにダイナミックレンジが広がり、透明感のあるサウンドを実現することができます。

プロとアマチュアにおすすめの理由

Fulltone OCDは、そのバーサタイル性と優れた音質で、幅広いジャンルのミュージシャンに適しています。特にクリーンなブーストからヘビーなディストーションまで、一つのペダルで多彩なサウンドを実現できるため、プロ、アマチュア問わず多くのギタリストに推奨されています。また、異なる電圧での使用によるサウンドの変化を試すことで、自分だけのトーンを見つける楽しみもあります。

使用上の注意とヒント

OCDを最大限に活用するためには、ギターのピックアップのタイプやアンプの設定に応じて、ペダルの設定を調整することが重要です。また、電圧を変更することで、サウンドの圧縮感や透明感を調整し、より自分好みのトーンを追求できます。

まとめ

Fulltone(フルトーン)の名機OCDは、私のエフェクターボードのレギュラーメンバーであり、どのような楽曲の演奏時にも使用することが可能です。
「一番好きな歪み系ペダル、エフェクターは?」と問われると、OCDだと即答するかと。。。
それくらいに愛している名作なのです。

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